土曜日



■支配への土曜日 …私だ。響希、起きているか? >寝てる フフ…それはユーモアか?余裕だな、響希。 >起きてる 朝からすまない。少し話せるか? >うるさい やれやれ、不敵な男だ。まぁそれくらいでなくては、つまらんがな。 さて…本題に移るが、情報と作戦の概要を確認しておくべきかと思ってな。 >よろしく まずは報告だ、我々ジプス…、とは言ってもこの大阪本局にいる、 信頼をおける者だけの話だが。 我々の勢力は大阪本局を除く、全ての施設と人員を破棄した。 つまり…残りは敵対勢力だ。 >破棄? 組織をシェイプしたのだ。必要な人員、設備、資材は、全て現状で補える。 >敵なの? 素直に従えば良し。だが…ヤツらを見る限り、そうも行かんだろうな。 栗木ロナウドは、我々の廃棄した後、名古屋支局を占拠したと報告を受けている。 …同時に、君の友人の志島は、東京支局に仲間と共に、集っているようだぞ? >アホだな フミ:あ〜、そうそう。アホだよね、シジマ。面白いヤツではあるけど。 >笑うなよ フミ:あら、怒られた。意外と情に厚いんだよね、響希はさ。 安心しろ、響希。私も鬼ではない。 お前が仲間として引き入れたい者がいれば、声をかけてやれば良い。 ただし…身の程を知るよう、一度、完膚なきまでに、叩きのめしてからな。 …まずは東京だ。主張は曖昧だからな、名古屋につかれても困る。 戦ってヤツらを分断し、個別に説得を試みる。 そうだ。全てのセプテントリオンを倒せば、ポラリスへの道は開かれる。 烏合の衆とは言え、他の勢力にセプテントリオンを倒されては、我々の目的を阻害される。 何としてでも、我々の手でセプテントリオンを狩らねばならんだろうな。 >頑張ろう >仕方ない □局長の理想 (ヤマトは響希に気づくと、笑顔でこちらにやってきた…。) フフフ…響希か。よくぞ私についてきた。 賢明な君なら必ず私を選ぶ…。そう信じていたよ。 >当然の選択 ッハハハ…!それは君が特別な人間だからだ。他のクズ共には分からない事さ。 >何となく選んだ ほほう…?直感で私を選んだというわけか。それもまた、特別な力の証だよ。 …響希よ。なぜ私が実力主義の社会を目指そうと思ったか分かるか? 峰津院は古来から日本を陰から守ってきた一族だ。 …人知れず、命を賭けてな。 その事で我が一族に後悔はない。この国にはそうするだけの価値があったからな。 しかしそれはもう過去の事…。今の日本にそれだけの価値があると思うか? >ある …違うな、響希。それは『価値がある』と、旧社会に刷り込まれていただけだ。 >ない その通りだ…。そんなモノはどこにもない。 自己保身と利権に走る政府、怠惰な生活に身を浸す大衆…、救う価値などありはしない。 今と昔では事情が変わったのだ。…ならば我々も変わらなければならないのが道理。 だから私は…峰津院家は、日本の裏から『表』に出てきた。 そして優秀な者だけを守る。それ以外の人間は…不要だ。次世代の癌になりうる。 それが私の掲げる実力主義社会の意義だ。…分かってくれるな? >分かった 賛同してくれて助かる。君のような人材を待っていたんだ。 >分からない …ははっ!役者だな、響希。ここまできてとぼけるか。 …だがな、響希。元々の構想では君も排除対象だった。およそ一般人は全て、な。 だが君のような未知の可能性を感じる者に…。その価値を認める事にしたよ。 私が立てた構想を、君はこの数日間の行動で覆したのだ。 全く大した男だよ、君は。これから私の右腕として…。いや、違うな。 …もはや響希は、私と同等の価値を持つ者だ。 フフフ…あるいは君のような存在を『友』と呼ぶのかもしれん。…では。 (ヤマトは響希を見つめ、その場を立ち去った…。) □局長の心意気 (マコト、フミ、ケイタがいる…。) ケイタ:…何の用や、アイツ。こんな時に呼び出しおって。 フミ:さぁ…?アタシも特に聞いてないけど。 ねぇサコっちさ〜、コレって何なのか知ってる?何か問題でも起きたってワケ? マコト:いや、私にも分からない。局長は何か話があるそうだが…。 (しばらくすると、ヤマトがやってきた…。) 響希か、いいところに来たな…。ちょうど呼ぶところだった。 …他の者も揃っているな。よし、いいだろう。 (ヤマトはその場にいる全員の顔を見つめた…。) 君たちを集めたのは他でもない…。我々の陣営の現状を、正確に把握して欲しいと思ってな。 …龍脈も底をつき、だいぶ人材も消耗した。食糧も枯渇しつつある。 正念場と呼ぶのに、ふさわしい舞台と言えるだろう。 ケイタ:ほお…?用はギリギリってワケか。 フミ:ま、そりゃそうだろうね。ゴタゴタしすぎだし。 マコト:そうですね…。暴動、分裂、対立…。予想外の事が起こり過ぎました…。 …響希、君はこの状況、どう見る? >問題ない フ…その通りだ。私と同じ見解で嬉しいよ。そう、理想の実現は目前だ。 >ヤバそう …そう思うか?私の見解は違うぞ、響希。理想の実現は目前だと考えている。 >さあ? ほう…余裕が見える。頼もしいな、響希。私は理想の実現を確信している。 …なぜなら我々は、唯一無二の力を持っているからな。 >力って? 分からないか?君こそ、その力を最も持っているのだがな。 >そうでもない フフ…気づいていないだけだ。君こそ、その力を最も持っているのだからな。 …それは『意志』だ。強固な意志こそ、我々の武器。私はそう考えている。 フ…精神論に聞こえるか?私もついに打つ手がなくなったと。しかし、それは違う。 これまでの戦いは、ここにいる者たちの意志で幾度も乗り越えてきたはずだ。 理想を成し遂げんとする意志…。私ならそれを、『力』と呼ぶ。悪魔の使役に並び立つ能力だ。 これから何があろうと、我々にその力がある限り、理想の実現は揺るがないだろう。 私は君たちの意志に期待している。…話は以上だ。 >任せろ …はははっ!素晴らしい返答だ、響希よ。やはり君は逸材だ。 >期待しろ ああ、そうさせてもらう。君の存在こそ、皆の意志を束ね、武器とさせる触媒なのだから。 …ああ、そうだ。君たちに食事を用意した。恩賞とでも思って欲しい。 食糧も残りわずか。…まぁ理想の世界を実現すれば、そんな心配も不要になるだろうが。 では、堪能してくれ。なぁ…響希よ、フフフ。 (ヤマトが立ち去ると、局員がワゴンで食事を運んで来た…。) フミ:ふーん…ようするに、このドタバタもあとちょっとで終わりって事ね。 でも、局長が食事〜?ガラにもない事するね。 マコト:局長は久世と会ってから、どこか変わったな…。 ケイタ:チッ、もったいつけおって。それならさっさと…。 (局員が、テーブルの上にたこ焼きを置いた…。) マコト:……。 ケイタ:……。 フミ:……。 (一同が絶句している…。) ケイタ:…何やねん、これ。めっちゃ豪華な食材、使ってるで。 マコト:い、いいから食べるんだ…!局長の気遣いを無駄にするわけにいかん…。 フミ:よく分かんないけど、アタシ、マヨ欲しい。 (たこ焼きを食べて、各自は決意を新たにした…。) (東京との争い) そう急くな。ヤツらの行動範囲など、たかが知れている。 それでもこのまま接触がなければ、東京支局へ侵攻し、ヤツらをおびき出すだけだ。 他に何がある?君たちは抵抗勢力だ、打ちのめし、排除させてもらう。 >そうだ この期に及んで議論など、全く無価値で愚かだ。 これまでの世界などゴミだ。政治は腐敗し、無能な者たちが、金と欲のみで国を動かしてきた。 生物や植物、この世界に生きる全ての存在において、自然淘汰は、種の保存を支える根幹なのだ! 淘汰されるべき弱者を憐れみ、保護する事を定めた瞬間から、人間の未来に、光などありえない。 私は…響希と共に、この過ちに満ちた世界を粛清し、本来あるべき世界を取り戻す! …手加減は無用だ。我々の理想を阻む者は、何人たりとも容赦はするな! …問題ない。排除は成功した。 >当然だ >いいチームだ ああ、しかし東京勢をまとめているのは志島だ。…彼の姿はなかったな。 >そうだな >どうかな >説得の? フム、昨日の取り決めでは、争いに負けた者は、ゲームを降りる事になっている。 つまり今の戦闘で負けた連中は、勢力としてフリーだ。説得し、戦力とするも自由。 >やってみる (旧友との決着) 菅野、報告は確かだな。この辺りに志島と新田がいるのか。 >探してみよう >都合いいな 待て…おかしいな。新田の様子が妙だ、注意を払っておけ。 >何がある? 今のところ分からんな。だが、明らかに普段とは違う…。嫌な予感がする。 各員、分かっているな? 凡俗の人間とはいえ、油断するな。でないと逆に…喰われるぞ。 ほう…なるほどな。これがお前らの秘策というわけか。面白い、相手をしてやろう! >余裕だ  >苦労した >心が痛む フミ:お〜さすがね。局長が何で響希にこだわるか、やっぱ何となく分かるわ。 フム…だがこれで、対抗勢力の1つが瓦解した。 …残るは名古屋だけだ。 >気が重い >余裕だ さて…。逃走した連中の始末は、響希に任せる。 仲間に引き込みたければ、好きにしろ。以上、解散だ。 (未知の脅威) 違うな、つまり、ヤツはこの座標から…。ん…響希、いいところに来た。 >何が? >通りすがりです 名古屋勢にセプテントリオンを排除されては、ポラリスとの邂逅に支障をきたす。 …我々で、やるしかないだろう。 >放っとけば? >サッサとやるぞ …そのようだな。だが、油断はするなよ?簡単には行かぬと思った方がいい。 良かろう、名古屋勢の介入前に、我々でヤツを始末する! ……!こちらの悪魔も強制的に帰還させられた…!? チッ…。さらに召喚不能にされたぞ…!これがヤツの能力か…! フン、私で最後だな。総員脱出完了だ。 ベネトナシュ、か…。悪魔を帰還させるうえに、召喚も封じてくるとはな。 それに…。響希、気づいたか?ヤツのスキル…『人間不可侵』を。 >人間の攻撃も無効? …だろうな。おそらく、そういう事だろう。 人間の攻撃を受けつけず、さらに悪魔も使えなくさせ、我々の攻撃を徹底して封じる…。 それがヤツの力…。ベネトナシュの能力というわけだ。 そうだな…作戦を練ろう。各自、何らかの対策を探してみてくれ。 >分かった フム…予定外だな。プランの変更が必要だ。 >変更? 余力を残して、早急にベネトナシュを叩き、名古屋勢に備える算段だったが…。 先ほどの様子から見て、ベネトナシュとの戦いは、総力戦になりそうだ。 …そこを名古屋に攻められるのは、得策ではない。 >先に潰す? ああ…そうだ、響希。それが最善の策だろう。 先に名古屋勢を排除し、万全を期してベネトナシュを叩く。 …さぁ、戦だ。充分に準備しておけ。 (名古屋との争い) …響希か、いいところに来たな。 >もめ事か? >決闘ね >罠だな フフフ…構わん。子供の企みに付き合ってやるのも、王者の余裕というものだ。…行くぞ。 何をたくらんでいるかと思えば…。フフフ、くだらんな。 フン、稚拙極まりないな。こんなモノが作戦か?…誰に指示されたのやら。 >平等主義だな フフフ、そうだろうな。だが、お前たちも私と同じだ。主義主張が違うだけだろう? …愚か者どもめ。自分たちを棚に上げて、私を責められるのか。 フハハハハッ!平和、平和と馬鹿の1つ覚えが、良くほざく。 平等に平和などあるものか。人間は生まれながらにして、平等などではありえないのだよ! …時間の無駄だ。家畜には躾が必要だな、サッサと片付けるぞ。 よかろう、小動物ども。貴様らの主義とやらを、私の前で体現して見せろ! …平等主義とは綺麗事を。他者の慈善を前提に生きるなど、虫唾が走るぞ! さて…片付いたか。皆、ご苦労だった。 >余裕だ フフフ、さすがだな。やはりお前はそうでなくては。 >待ち伏せかな さて…虫ケラども、どこに潜んでいる事やら。 >大阪? …正解だ、響希。恐らくヤツらは大阪に潜み、襲撃の機会を窺っているだろう。 フフフ、構わんさ。せいぜいあがけばいい。 ヤツらの企みを全て打ち砕き、完膚なきまでに叩き伏せて、格の違いを教えてやる…。 (戯言の結末) >戦って? 決まっているだろう…栗木だ。局員に居場所を探らせた。 ヤツらはここに潜伏している。 行くぞ、響希。あの小賢しい男を、討つ…! >勝負だ …気は済んだか、迫。無駄な芝居だ、聞くに耐えん。 …鬱陶しいヤツだ。さぁ、私を殺すのだろう?せいぜいあがいてみせろ! フフ…愉快だな、これほど私に刃向かい続けるとは。だがそれもここまで…消えろ! 平等、平和、正義…。そんなものは弱者の逃げ場に過ぎん。そんな世界を創って何になる…! 数々の罪…だと?違うな、私は罰を与えたのだよ。この世界を腐らせたクズどもにな! フン…ここまでだ。これ以上、貴様の笑えぬ芝居に付き合っているヒマはない! ロナウド:クッ…馬鹿な、そんなはずはない…正義が、負ける事などないんだっ! お前が正義だと?笑わせるな、お前はクズだ。ただの思い違いに過ぎん。 ロナウド:ほ…ほざけ、悪人!クズは貴様だ、貴様などっ! >人間だからね >どっちもクズだ ロナウド:な…!あ、響希くん…!? フハハハハッ!いい度胸をしている。そうだ響希、その通りだ! 栗木、私もクズだ。人間などクズしかいないのだよ。だが…お前は負けた。 悔しいか、口惜しければ強くなれ。実力主義の世界でこの私を超え、そして打ち破ってみせろ。 >それは勧誘? おや…意外か?そうだ、この男はジプスを敵にして、ここまで生きてきた強者だからな。 私の望みは、私による世界の支配ではない。有能な者は誰でも歓迎しよう。 ロナウド:…クッ!無様だ、俺はっ…!これが…峰津院の器なのか! >力を貸して >これからは仲間だ ロナウド:…峰津院大和、響希くん。フッ、どうやら俺の完敗だ。潔く、負けを認めるよ。 ロナウド:ハハッ…!生憎だが、俺は不器用でね。掲げた理想は…捨てられんっ! チッ…馬鹿者が! ロナウド:ぐああああっ! 自ら死を選んだか。…まぁいい、それもお前の道だ。 ロナウド:フッ、峰津院…それに響希くん。俺は…星となって、君たちの創る世界を見せてもらう…。 さらばだ…。そして…ありがとう、友よ! >仕方ない >それも選択 …その通りだ。響希の言うように、これもヤツの選んだ道だ。 さぁ…これで、抵抗勢力は全て制した。次はベネトナシュの掃討だ。 (帰還の妨害) 受け取った情報は周囲の空間に存在する暗黒物質、マグネタイトに変性を起こし それをタンパク質などの悪魔の再現に必要な物質へ変化させて悪魔を実体化 (本局にて) フム…効果は期待できないか。では、こちらは…。 >探し物? …響希か、勘がいいな。ベネトナシュのデータを解析しているところだ。 >ドロボー! やれやれ、フザけた男だ。ベネトナシュのデータを解析しているところだよ。 お前は何の用だ。調べる事でもあるのか? >トランペッター >悪魔の情報 …なるほど、さては菅野だな? トランペッターならば、ベネトナシュをジャミングして、あの攻撃を封じる事が可能だと。 >そうだ フム…となると、トランペッターの封印を解く必要があるな。 >情報をくれ 無論だ。となると、トランペッターの封印を解く必要があるな。 そうか、ご苦労。では響希、解除コードを預ける。お前が指揮をとってくれ。 >ヤマトは? この件の判断は、お前に任せる。実力のある者には、それ相応の権限を与えなければな。 >ありがとう フフフ…有能な者こそ、他を指揮するに値する。それこそが、実力主義だ。 …だが、安心するのは早い。トランペッターで対抗するならば、問題点が1つある。 >問題? >大丈夫だ フフ…響希らしいな。思わず信用したくなる言葉だが、まぁ聞け。 …トランペッターのラッパは、ベネトナシュだけに都合良く力を発揮するわけではない。 その音波は広範囲に渡り、徐々に周辺一帯へ効力を及ぼす事がジプスの調査で分かっている。 つまり…だ。我々もジャミングされた状態となり、悪魔が召喚できなくなるだろう。 …思案が必要だな。我々にとってトランペッターは、いわば諸刃の剣…。 判断は響希に任せる。…頼んだぞ。 (終末のラッパ吹き) >どうした? >何でここに? お前を待っていたのだ。目的はトランペッターだろう?どうだ、覚悟は決まったか。 正確には、ラッパが効果を発揮する前に、悪魔を召喚すればいい。 だが…それ以降は不可能だ。最初に喚んだ悪魔のみで、ベネトナシュと戦う事になる。 相当なリスクだが、どうするつもりだ…響希よ? >やるしかない フフ…そうだな。厳しい条件だが、やるしかない。君ならそう言うと思ったよ。 >時間がない ああ、そうだな。手段を選べるほど余裕はない。君の言う通りだ。 >分かった >仕方ない >分かった >任せろ …よし、上手くいったな。概念の侵食も見られない、…順調だ。 さて…トランペッターよ、お前の力が必要だ。 ほぅ…協力する気はないか。だがどうしても、我々にはお前の協力が必要でな…。 …どうしても役に立たぬなら、お前の身体を八つ裂きにして、協力を乞わせてやるぞ。 フフフ…改めなければどうする?勝てるのか、この私に。 ……。菅野…何だ。 ……。恐ろしい女だ。 >ありがとう >凄いな …アレは特別だ。全ての人間が、あのようではない。 >全くだ >その通り …行ったか。よし、では我々も急ぎ、ベネトナシュの所へ向かうぞ。 >そうだな ああ、時間は迫っている。…行くぞ。 >本当に大丈夫? フ…安心しろ。私の算段では問題ないはずだ。…それに時間は限られている。 …行くぞ。 (撃破数7) …来たな、響希。戦闘の準備はいいか? >待たせたな >誰待ち? >人違いです 今回は心配ない。トランペッターの協力も、取りつけてあるからな。 >安心だ >不安だ フン、先ほど板橋や練馬が、無に飲まれたと報告を受けた。どちらにせよ急ぐしかない。 我が理想のもとには、ベネトナシュなど恐るるに足らず。…行くぞ! さて…我々の作戦が、上手くいくといいが。 >頼む >任せた! …想定通りだ。しかしここからが本番となる。悪魔を喚べなくなるからな。 >覚悟の上だ >厳しい戦いになる フ…そうだな。これから急ぎ、悪魔を喚び、その悪魔だけで戦う事になる。 戦いが始まったら、悪魔の入れ替えは一切行えん。…いいな? >仕方ない >慎重に悪魔を選ぼう …良かろう、もう1点、注意事項だ。 ラッパの音が途切れれば、ジャミングも途切れてしまう。 つまり…戦闘中は、トランペッターを守りながら戦う必要があるだろう。 その通りだ。最善の注意を払ってチームを編成し、一気にカタをつけるぞ! …私は新たな世界を創り上げる。そのために排除させてもらうぞ、セプテントリオンよ。 チッ…次はアリオトの毒素か。小賢しい真似を。 …終わったか。響希、ご苦労だったな。 >そうだな >やったぜ >最後かな? >まだいる? 今のところ、何も変化はない。…引っ掛かるな。 >変化を探そう …それが定石だな。どちらにせよ、我々に今できる事は限られている。 ポラリスの兆候を探しつつ、各自が相応の準備を整えて、その時に備えるべきだろう。 では総員、解散だ。くれぐれも警戒は怠るな。 (確認事項/メール) ついにここまで来たな、響希。 ポラリスまであとわずかだ。 …だが気を抜くなよ。 新しい世界の創造は、 あくまでスタートラインに過ぎん。 我々がポラリスに用意させるのは、 実力主義社会という『器』なのだ。 その器に相応しい人間を立て、 より確かな世界を作らねばならん。 お前には存分に働いてもらうぞ? まずは明日…、 お前と私の2人で世界を変えよう。 (たこ焼きの写真添付)