■ナオヤの課題 …お前たちか。 …元気そうじゃないか。 仲間も増えたようだな? お前たちの無事な姿を見て、少しは安心したよ。 >バカにするな …そう言うな。お前たちが生き延びるために、俺も努力はして来たつもりだ。 >ナオヤのおかげだ …COMPは使いこなせているようだな。さすがは俺の従弟だ。 さて…俺は忙しい。用がなければ、行くぞ…。 >資料を見たよ ほぅ…それは俺が翔門会にのこしたCOMPの事だな? ★上出来だ…想定より早い。 プロテクトは簡単なものにしておいた、すぐに解けただろう? アツロウ:暗号は、アッカド語を使った、カルダングリルの暗号だ…。 簡単じゃなかったスけどね。 >アズマに会ったよ …アズマに? ほぅ、では俺が翔門会に残したCOMPを受け取った、という事だな…? ★ ほぅ…他にはどうだ? >音楽を使ってる 驚いたな…。上出来だ、ほめてやろう。 そこまで解析しているとは、思わなかったぞ…。 >思念はネットにある …なるほどな。悪魔召喚の基本事項は、理解したというところか。 …それで?俺を引き止める理由は何だ? >サーバーの仕組みを教えろ >サーバーの位置を聞きたい …それを聞いてどうする? まさかサーバーにアクセスして、悪魔を消そうとでも言うつもりか? >ぶっ壊してやる …それはナンセンスだ。 確かにサーバーを破壊すれば、COMPによって管理された悪魔は、 召喚不能になる、が…。 術者…つまりCOMPの持ち主が死んでいたり、 悪魔によって召喚された悪魔に、この事例は当てはまらない。 …拘束を解かれた悪魔たちは、サーバーの状態に関わらず、 人間界に留まり続けるからな。 >全ての悪魔を制御する …制御?なるほど、プログラムを、書き換えようというのか…。 フフフ…通常のケースを離れた発想だ、実に面白い。 脅威に対し、防衛でも排除でもなく、分析と理解によって、 自らの力として取り込む…か。 実にお前らしい発想だ、アツロウ。 >その通りだ ほぅ…そのためには、多くの情報と、実際に使用するデータ、 確実な手順が必要だぞ?…出来るのか、お前たちに。 …うぬぼれるな。あのサーバーは、すでにこの世界にない。 いや、もはやあれはサーバーでさえない。 …例え、お前たちがそこに辿り着いたところで、 俺のプログラムを書き換える事など、出来るものか。 ククククッ!まだ、学んでないようだな。 …1つ、教えてやる。この封鎖の中では、他人の力など、何の当てにもならない。 生き延びたければ、お前自身の意志と、その力で、立ちはだかる者を蹴散らしてみせろ! さぁ…ゲームの時間だ。 お前は人間でありながら、仲間の助けを借りて、ベルの名を冠する悪魔を倒してみせた。 …その力を、俺に見せてみろ。 >面倒だな >当然だろ さて、ゲームには景品が必要だな? そうだな…結果次第では、お前たちの質問に答えてやろう。 どうだ…?少しはやる気が出たか。 >もちろんだよ フフフ…そうだ、従弟は素直な方が可愛げがある。 …俺という人間を、良く理解しているじゃないか。 >従兄弟だからね >おかげさまで ッハハハハハ…!ずいぶんと余裕があるじゃないか。 さぁ、おしゃべりは終わりだ。ショーを始めよう! ★さて… >面倒くさいね 興味がないならそれでもいい、俺もここを去るだけだ。 フン…理解が早いな。さぁ、おしゃべりは終わりだ。 ショーを始めよう! ★さて…一哉よ、チャンスは3回だ。お前が3回行動するまでに、 6体以上の悪魔を倒してみせろ。 1、だ…。俺を楽しませろ。 さあ、戦いの始まりだ。加減はしてある…安心しろ。 >やってやる! フフ…その意気だ。さあ、力を見せてみろ! >性格悪いなぁ ああ、お前の従兄だからな?…楽しませてもらうぞ! ほぅ…言うだけの事はある。では聞こう、一哉。 神は平等だと思うか? >思う 本当にそう思うか?奴の本質を見てみろ、薄汚れた偽善の顔をな…。 >思わない …ほぅ。お前にも分かって来たか、奴の本質が…。 >何で? …簡単だよ。俺とお前の関係だ。 今分かる必要はない、だが考えておけ。奴の本質をな…。 (2、だ…。やれやれ、そんなものか?) 1回の行動で6体…。フン、まあ及第か。 (2回〜) >質問に答えてもらうよ >約束だぞ …うるさい奴だ、サッサと残りの悪魔を始末しろ。 話はそれからだ…。 さて…片付いたな。では約束通り、質問に答えてやる。 さて…何が聞きたいんだ。 >なぜ巻き込んだ? ッハハハハハ…!巻き込んだ? そうだ…お前は巻き込まれたんだ、はるか昔から、ずっとな…。 だがそれは、俺のせいじゃない。 お前が資格を持つがゆえに…、お前が神に愛されたゆえに、だ…! ク…ククククッ…!まぁ楽しめ、弟よ…。 >何がしたいんだ? 俺の目的か…。俺の目的は、お前をベルの王位争いに勝たせる事だ、一哉よ。 >理由は? >するとどうなる? そんな事はどうでもいい。だが、考えてみろ。 …この封鎖を、解きたいんだろう? >当たり前だよ フッ…、だったらお互いに損はないはずだ。 ★いいか、〜 >どうでもいいさ ッハハハハハ…!どうでもいい、か…。 これは傑作だ!それでこそ、俺の従弟だよ。 ★いいか、一哉…、ベルの王とは魔王…。 座する者は魔界においてさえ、数多には及ばず、 多くの悪魔さえもひれ伏す、暗黒の玉座なのだ! お前がベルの王位争いに勝てばこの東京にいる悪魔など問題にならん。 付き従えて封鎖を蹴散らすも、ひと捻りに、皆殺しにするも、 全てはお前の思い通り…。封鎖を解くには、どうするのが近道か、分かったか、一哉? >サーバーはどこ? なるほど…。何としてもサーバーにアクセスし、 悪魔の制御を試みるか。良かろう、ヒントをくれてやる。 さっき言った通り、お前たちの求めるサーバーは、この世界にはない。 お前たちが真にサーバーへ至る道を探すなら、それなりの努力が必要だ。 そしてそれは、この世界を破滅へと導くやもしれぬ危険な賭けでもある…。 いずれにせよ、今のお前たちには、それを知る資格がないという事だ。 …さて、話は済んだな。 最後にもう1つ、お前達にヒントをやろう。 悪魔召喚プログラムについてだ。 フフ…悪魔召喚プログラムを、完成させたのは俺じゃない。 …正確には、彼女の協力なしでは完成しなかった…、と言うべきかな? …悪魔召喚プログラムは、彼女の提供したデータを使用して動作している。 彼女こそ…、『悪魔を喚ぶ旋律』を奏でられる、唯一の存在だ。 ほぅ…良く調べ上げたな。 >その人は誰? 彼女の名前は『アヤ』…。 俺は彼女の実験結果を受け取り、それを召喚プログラムへ、組み込んだ…。 >それって… ククッ…プログラムの製作中に、数日顔を合わせただけの仲だ。 彼女に興味があれば、翔門会のアズマに聞くといい…。 >その人はどこに? さぁ、な…。プログラムの製作途中で、数日顔を合わせただけの仲だ。 彼女に興味があれば、翔門会のアズマに聞くといい。 『アヤ』という名の女だ…。 >アヤだって? …さて、時間だ。お前たちの健闘を祈ろう。